更新日:2023年12月22日
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明けましておめでとうございます。
町民の皆様方には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
かねてより、本町行政の推進に各方面から多大なるお力添えを賜っておりますことに、心から厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、ここ近年の新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、感染症による生活環境が大きく変わりましたが、昨年5月から法律による位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行され、法に基づいた外出自粛の要請がなくなるなど、3年余り続く国のコロナ対策は大きな節目を迎えました。これに伴い、「龍郷ふるさと祭」を筆頭に町内行事も復活し、町民の皆様のご参加をいただき、盛会のうちに終えることができました。これまで、町民の皆様の命を守ってくださった医療従事者等や関係の皆様方のご苦労、そして町民の皆様に感謝の意を表します。
世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻からやがて2年が経ちますが、新たにイスラエルとパレスチナを巡る紛争等も勃発し、情勢の緊迫化等による、原油高・食料や金融市場への波紋など、国際状況も注視する必要があります。国内では、出生数が初めて80万人を下回るなど、社会基盤の維持・向上に多くの課題が残っております。
このような状況ではありますが、昨年は「奄美群島日本復帰70周年」の節目でもあり。各種行事も記念の冠を付し、多くの町民が活躍しました。スポーツの祭典・大島地区大会では地元開催となった女子ソフトボールが優勝したほか、沖永良部で開催された駅伝競争において、女子チームが3連覇、男子の3位、また、奄美大島で初めて開催された全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)では、龍郷選抜が熱戦を展開して町民を勇気づけました。
今年3月には現行の奄美群島振興開発特別措置法が期限を迎えることから、法の延長や各種交付金制度の理論付けにもなる「奄美群島成長戦略ビジョン2033」を策定いたしました。また、本町の今後10年間の羅針盤となる「第6次龍郷町総合振興計画」の策定も大詰めを迎えております。引き続き、町民の皆様との対話・協働による公平・公正な町政運営を推進し、すべての町民が分け隔てなく活躍し、笑顔が輝く元気な町を築き上げて参りたいと考えております。
結びになりますが、来年2月には「町制施行50周年」を迎える節目の年でもあり、その歴史と文化に感謝しつつ、未来への前進を約束する大切な瞬間を迎えます。また、今年は、本町の名が付く辰年であり、十二支の中で唯一空想上の生き物である龍は、隆盛(りゅうせい)の象徴とも言われております。「龍の水を得る如し」の言葉があるように、龍が水を得て一層勢いを増す姿が町の姿と合致するように、町民の皆様にとりましても、大きな飛躍、そして幸多き一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和6年1月1日 龍郷町長 竹田 泰典
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