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更新日:2022年5月10日

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令和3年5月

私達は時々、性別で区別し、子どもたちに「男の子だから、女の子だから」と行動を制限してはいないでしょうか。その影響を受けた子どもたちは、性別で遊びの範囲を決め、友達にもそれを求めてしまうことがあります。

私が学童で働き始めた頃、人形(ままごと)遊びをしている男の子をからかっている光景をよく目にしました。そこで、「なぜ男の子が人形遊びをしてはいけないの?」と投げかけると、子どもたちは意見や想いを伝え合いました。
自ら伝え合うことで、最初は「男のくせにごっこ遊びして、変!」という否定から、「実は、自分はごっこ遊びが苦手」という本音へ、そして最後には「どんな遊びでも楽しかったらいいと思う」という肯定へと変わっていきました。いけないこと、恥ずかしいことではないということに気付いたのです。
今では、人形遊びをしている男の子がいても気にも留めません。そして今、子どもたちの間では裁縫がブームです。8割が男の子の作品です。

性別に関わらず一人一人には、色々な違いがあります。子どもたちは一人一人の違いを豊かに重ねながら友達を大切に過ごしています。この子たちの個性が十分に発揮できる社会であってほしいです。

文:里明美

 

 

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